文献

J-GLOBAL ID：200902269090124545   整理番号：08A1197187

北アメリカ上の高密度広域TECマップで検出された中規模移動性電離層擾乱

Medium-scale traveling ionospheric disturbances detected with dense and wide TEC maps over North America

著者 (4件)： TSUGAWA T. (Solar-Terrestrial Environment Lab., Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  OTSUKA Y. (Solar-Terrestrial Environment Lab., Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  COSTER A. J. (Haystack Observatory, Massachusetts Inst. of Technol., Westford, Massachusetts, USA) ,  SAITO A. (Dep. of Geophysics, Graduate School of Sci., Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Geophysical Research Letters  (Geophysical Research Letters)
巻： 34  号： 22  ページ： L22101  発行年： 2007年11月30日 
JST資料番号： H0609B  ISSN： 0094-8276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複数のGPS受信機網を用いた,北アメリカ上のトレンドを除いた高密度広域TEC(全電子量)マップで,夜間と昼間のMSTID(中規模移動性電離層擾乱)を検出した。TECマップは,60~130°Wおよび24~54°N(磁気緯度30~65°N)の広い領域をカバーし,緯度および経度方向の空間分解能は1.05°×1.05°(0.15°×0.15°の画素を7×7個平滑化したもの),時間分解能は30秒である。このTECマップにより,夜間のMSTIDは波長200~500kmで北アメリカ上を南西向きに伝搬しており,およそ2000km以上の波面を持っていることが初めてわかった。また,昼間のMSTIDは波長300~1000kmで,午後の中頃までは南東向きに,午後遅くには南西向きに伝搬していることもわかった。午後の中頃から遅くには,異なる方向に伝搬しているこれらのMSTIDが重なっていた。TECマップはMSTIDを研究するための新しい強力なツールになる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 北アメリカ ,  電離層 ,  *電離層擾乱 ,  超高層大気 ,  *大気プラズマ ,  電子密度 ,  空間分布 ,  経時変化 ,  昼 ,  夜 ,  日変化 ,  データ解析 ,  GPS ,  *移動性電離層擾乱 ,  *電離層プラズマ ,  *全電子数
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  *全電子量

分類 (1件)： 電離層・熱圏  (DC04050O)

タイトルに関連する用語 (7件)： 北アメリカ ,  高密度 ,  広域 ,  Tec ,  マップ ,  中規模 ,  移動性電離層擾乱