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J-GLOBAL ID:200902269154770853   整理番号:09A0235916

カルシウムイオンの有機ホスホン酸による錯体重合法を用いたヒドロキシアパタイトの合成とキャラクタリゼーション

Synthesis and characterization of hydroxyapatite using polymerized complex method by chelation of calcium ions with organic phosphonic acid
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資料名:
巻: 117  号: 1363  ページ: 249-254 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: F0382A  ISSN: 1882-0743  CODEN: JCSJEW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ヒドロキシアパタイト(HAp)前駆体を,硝酸カルシウム水和物(Ca(NO3)2 4H2O)と2-ホスホンブタン-1.2.4-トリカルボン酸(C7H11PO9;PBTA)の希釈水を用い,60~130°Cにおいて有機ホスホン酸とのカルシウムイオン錯体により作製した。それからHAp粉末を種々の温度で加熱して合成した。HAp前駆体は3段反応でゲル化した。最初,カルシウムイオンは初期の反応でPBTA中のカルボキシル基と錯体化した。次に,カルシウムイオンのホスホン酸とのキレート化及び/またはカルボキシル基のホスホン酸との脱水凝縮が80°C以上で生じた。最後に,カルボキシル基の脱水凝縮が100~130°Cの範囲で進行した。HAp前駆体の均一性は作製温度の上昇と共に改良され,ゲル化が促進した。130°Cで作製したHAp前駆体(preHAp-130)の加熱後に得られた粉末は1000°Cにおいて単結晶HAp相であった。また,preHAp-130の結晶化温度は200°Cであり,他の重合錯体法を用いて作製したHApより低温であった。HAp前駆体の800°C以上の加熱により得られた粉末には炭酸アパタイトが含まれ,HAp結晶格子中のヒドロキシル及びリン酸塩サイトと置換していた。HAp粉末のCa/Pモル比は,HAp前駆体の有機化合物は熱分解しないため,化学量論HAp(Ca/P=1.67)のそれより高かった。しかし,preHAp-130の1000°Cの加熱で得られた粉末は,前駆体の熱分解のため化学量論HApであった。preHAp-130の加熱により作製したHAp粉末の粒サイズは加熱温度の上昇と共に低減し,HAp粒子を800°C以上で加熱したとき,微細でナノポアの三次元ネットワークが形成した。(翻訳著者抄録)
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セラミック・陶磁器の製造 
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