浮体式津波避難シェルターの開発に関する基礎的実験

重松孝昌; 明知顕三; 小池敏也

文献

J-GLOBAL ID：200902269471778118 整理番号：08A0826060

浮体式津波避難シェルターの開発に関する基礎的実験

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資料名：
巻： 24 ページ： 105-110 発行年： 2008年06月25日
JST資料番号： L0321A ISSN： 0912-7348 資料種別：会議録 (C)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

津波に対する現在の避難システムの多くは,津波が来襲する前に,比較的標高の高い地点に住民を誘導するよう想定されている。しかしながら,近地津波の場合には,避難に要する時間が十分に確保できない。また,避難経路が被害を受けた場合,高齢者の場合等,避難・誘導は重要な検討課題である。本研究は,緊急かつ一時的な避難施設として浮体式津波避難シェルターの開発を提案するものである。浮体式津波避難シェルターは,津波流体力を受けて浮遊するため,係留することを想定している。今回は,その基礎的段階として,津波外力が作用した場合の初期運動特性を水理実験により明らかにすることを目的とした。実験の結果,津波外力に対するシェルターの挙動が明らかにされ,設置位置の選定,及び急激な運動を抑制するための対策が今後の検討課題とされた。

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地震活動 , 波浪,潮流

引用文献 (4件)：

1) Archetti, and R. and Brocchini, M. (2002): An integral swash zone model with friciton: an experimental and numerical investigation, Coastal Engineering, Vol. 45, pp.89-110.
2) Hughes, S.A., (2004): Estimation of wave run-up on smooth, impermeable slopes using the wave momentum flux parameter, Coastal Engineering, Vol. 51, pp.1085-1104.
3) Hall, and J.V., Jr., and Watts, G.M. (1953): Laboratory investigation of the vertical rise of solitary waves on impermeable slopes, Technical Memorandum, No. 33, Beach Erosion Board, US Army Corps of Engineers, Wahington, DC.
4) Li, Y. (2000): Tsunamis: non-breaking and breaking solitary wave run-up, Report No. KH-R-60, W.M. Keck Laboratory of Hydraulics and Water Resources, California Institute of Technology, Pasadena, California.

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