抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平常時,消防は隣棟延焼の阻止を目標としており,それは消防力の強化に伴ってほぼ達成されている。しかし地震時の同時多発火災は,「活動開始の遅れ」「少数部隊での対応」という消防活動にとって厳しい条件を突きつけるため,被災地の消防機関は,平常時の目標が突破された段階で,しかも劣勢条件を背負って活動に着手することになると考えられる。そこで,被災地の消防機関がその初動で立ち向かう可能性の高い状況を想定し,その段階における火災の拡大状況と消防活動を詳細に検討した。その結果から,「ブロック内封じ込め(=ブロック間延焼の阻止)」という目標設定を提案するとともに,劣勢条件で行い得る活動方法について述べる。(著者抄録)