抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新築された住宅を対象とし,各部屋の温度と湿度,空気中のホルムアルデヒド,BTX(ベンゼン,トルエン,キシレン)の濃度を測定するとともに,各部屋のホルムアルデヒド放散量を測定した。測定は3月下旬に行われたため,各部屋の平均温度は25°C以下であった。そのため,ホルムアルデヒドの測定値には室温による補正を行った。測定の結果,住宅内の6箇所と外気のホルムアルデヒド,トルエン,キシレンは全て厚生労働省が定めた指針値以下であり,ベンゼン(指針値なし)は2箇所で0.066ppm,0.016ppmであったが,他は0.001ppm以下であった。次に部屋の天井,壁,床,ドアから放散されるホルムアルデヒドの量を測定した。その結果,ホールの床から放散されるホルムアルデヒドが5~20μg/m
2hとなり,大臣認証を受けた建築材料で第3種建材(使用面積を制限する)となった。他の測定値は大臣認証を受けた建築材料で規制対象外となった。