抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トンネルは周りを地山に囲まれており,地震にも強く,安定した構造物である。しかし,ごく稀に地形や地質が特殊であるなどの理由で,長い年月をかけて年間数ミリのオーダーで少しずつ変形し,ひび割れなどの変状が発生することがある。このような場合,人手による目視や打音調査のほか,計測器類をトンネル内部に取り付けて変状を監視し,これらの結果に応じて必要な時期に補強などの対策を施している。今回,計測機器で得られたデータを無線センサで転送することにより,データ収集にかかる手間やコストを大幅に低下させることを試みたので報告した。トンネルにおいて無線センサを用いて計測データを伝送することは技術的に可能であると判断しており,現在,実際に変状が見られる鉄道トンネルで試験的に計測することを計画しており,準備をしている。