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J-GLOBAL ID：200902271830899362   整理番号：09A0170761

エイコサペンタエン酸は寒冷適応細菌Shewanella livingstonensis Ac10の膜構成及び細胞分裂で有益な役割を果たす

Eicosapentaenoic Acid Plays a Beneficial Role in Membrane Organization and Cell Division of a Cold-Adapted Bacterium, Shewanella livingstonensis Ac10

著者 (10件)： KAWAMOTO Jun (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KURIHARA Tatsuo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMAMOTO Kentaro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAGAYASU Makiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANI Yasushi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MIHARA Hisaaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HOSOKAWA Masashi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  BABA Takeshi (Ibaraki Prefectural Univ. Health Sci., Ibaraki) ,  SATO Satoshi B. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ESAKI Nobuyoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Bacteriology  (Journal of Bacteriology)
巻： 191  号： 2  ページ： 632-640  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： H0471A  ISSN： 0021-9193  CODEN： JOBAAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 南極海で単離された耐冷性グラム陰性菌Shewanella livingstonensis Ac10は低温でリン脂質成分としてエイコサペンタエン酸(EPA)を産生する。EPAは4°Cでは5.1%,18°Cでは0.7%で,低温でその産生が誘導された。それぞれの遺伝子破壊実験と変異株の脂肪酸及びリン脂質組成から,EPA合成にはorf2,orf5,orf6,orf7,orf8の5個の遺伝子が特異的に必要であることが明らかとなった。EPA欠損変異体は生育が遅延し,細胞分裂が影響を受け,繊維状となり,4°Cで単一細胞中で多くのヌクレオイドが見られ,電子顕微鏡観察で異常な細胞内膜が観察され,いくつかの膜蛋白質の量が影響を受けていた。EPAは全体の膜二重層の流動性に必要ではないが,低温での膜構築及び細胞分裂に有利な作用を及ぼしていることを示唆した。

シソーラス用語： *細菌 ,  *細胞分裂 ,  リン脂質 ,  電子顕微鏡観察 ,  核様体 ,  欠失突然変異 ,  膜タンパク質 ,  脂質二分子膜 ,  遺伝子破壊 ,  脂肪酸組成 ,  不飽和脂肪酸 ,  ポリエン
準シソーラス用語： *Shewanella livingstonensis「 ,  ヌクレオイド

分類 (1件)： 微生物形態学・分類学  (EG03030Y)

物質索引 (1件)： エイコサペンタエン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： エイコサペンタエン酸 ,  適応 ,  細菌 ,  Shewanella ,  膜構成 ,  細胞分裂 ,  役割