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J-GLOBAL ID：200902271898449497   整理番号：08A0824238

p型Fe₂(V_1-x-yTi_xTa_y)Al合金の熱電特性

Thermoelectric Properties of p-Type Fe₂(V_1-x-yTi_xTa_y) Al Alloys

著者 (3件)： 森知之 (名古屋工業大学大学院工学研究科物質工学専攻) ,  井手直樹 (名古屋工業大学大学院工学研究科物質工学専攻) ,  西野洋一 (名古屋工業大学大学院工学研究科物質工学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 72  号： 8  ページ： 593-598 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホイスラー型Fe₂VAl合金では,構成元素の一部を第四元素で置換することにより熱伝導率は小さくなるが,第四元素の原子量が大きいほど熱伝導率が低下する度合いは強い。Vの一部を価電子数の等しい同族の元素で置換すれば,フェルミ準位をほとんど変化させずに熱伝導率を低減できると考えられる。本研究では,p型Fe₂VAl合金の熱電特性の向上を目的とし,出力因子Pが最も大きくなるp型置換元素としてTiをとりあげ,熱伝導率低減のためにVと同族元素でかつ原子量が大きい元素のTaに着目した。二元素同時置換合金Fe₂(V_1-x-yTi_xTa_y)Alの合金の電気抵抗率,ゼーベック係数および熱伝導率を測定し,Ti+Ta同時置換の効果を評価し,さらに,新しい熱電材料としての可能性を検討した。TiとTaの同時置換は性能指数の向上に有効であった。

シソーラス用語： *ホイスラー合金 ,  *鉄合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  バナジウム含有合金 ,  チタン添加合金 ,  タンタル添加合金 ,  置換 ,  熱電素子 ,  *熱電材料 ,  熱起電力 ,  P型半導体 ,  熱伝導率 ,  電気抵抗率 ,  輸送係数 ,  性能指数 ,  相乗作用 ,  力率 ,  結晶構造 ,  相組成 ,  X線回折 ,  構造因子 ,  超格子 ,  格子定数 ,  濃度依存性 ,  *熱電能 ,  Seebeck係数
準シソーラス用語： 熱電デバイス ,  パワーファクタ ,  規則格子

分類 (2件)： 電気的性質  (WB02010Y) ,  熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (20件)：

• 1) Y. Nishino, M. Kato, S. Asano, K. Soda, M. Hayasaki and U. Mizutani: Phys. Rev. Lett. 79(1997) 1909-1912.
• 2) G. Y. Guo, G. A. Botton and Y. Nishino: J. Phys.: Condens. Matter. 10(1998) L119-L126.
• 3) D. J. Singh and I. I. Mazin: Phys. Rev. B 57(1998) 14352-14356.
• 4) R. Weht and W. E. Pickett: Phys. Rev. B 58(1998) 6855-6861.
• 5) M. Weinert and R. E. Watson: Phys. Rev. B 58(1998) 9732-9740.

タイトルに関連する用語 (2件)： Al合金 ,  熱電特性