文献
J-GLOBAL ID:200902272083187982   整理番号:09A0918345

伏せ込み促成栽培後のアスパラガス廃棄根株すき込みによるキタネグサレセンチュウ密度低下と後作レタスの収量増加

Soil incorporation of waste asparagus rootstock from rootstock planting forcing culture reduces soil densities of Pratylenchus penetrans (Cobb) and damage to subsequent lettuce yield.
著者 (6件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 23-30  発行年: 2009年06月30日 
JST資料番号: L0577A  ISSN: 0919-6765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アスパラガス伏せ込み促成栽培終了後に廃棄された根株を,ガラスびん内キタネグサレセンチュウ(以下,線虫)汚染土壌に乾物あたり1%(w/w)混入すると,線虫密度が明らかに減少した。線虫汚染圃場において2006年4月下旬に作土層の1%にあたる11kg/m2の根株をすき込む試験を実施し,同一圃場内の別試験区において2007年5月初旬に5.5kgまたは11kg/m2の根株をすき込む試験を実施した。その結果,すき込み約4か月後の秋作レタス定植時の線虫密度が,2006年は無処理区の16%,2007年はそれぞれ23%と11%といずれも有意に低く,秋作レタスの結球重および地上部重も有意に高くなった。翌年3月からそれぞれの試験区に根株をすき込まずにレタスを連作したところ,11kg/m2すき込み区では再度効果が認められた。これらの結果から,アスパラガス廃棄根株のすき込みにより,レタスの収量を増加させる程度に線虫密度を低減できることが明らかになった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
栽培的防除  ,  野菜  ,  線虫による植物被害 
引用文献 (13件):
  • 近岡一郎・大林延夫・椎名清治 (1982) 緑肥作物等の夏作への導入とキタネグサレセンチュウおよびサッマイモネコブセンチュウの発生動向. 日本線虫研究会誌 11, 19-23.
  • 土壌環境分析法編集委員会 (編)(1977) 水質 土壌環境分析法 (第VI章). In: 土壌環境分析法. 博友社, 東京, 386-400.
  • Hartung, A. C., Nair, M. G. and Putnam, A. R.(1990) Isolation and characterization of phytotoxic compounds from asparagus (Asparagus officinalis L.) roots. Journal of Chemical Ecology 16, 1707-1718.
  • 皆川 望・相場 聡・片山勝之・三浦憲蔵 (2004) 夏季マルチ処理による露地太陽熱処理の線虫密度低減効果. 中央農業総合研究センター研究報告 4, 25-34.
  • 宮田将秀・遠藤尚美 (1989) ネグサレセンチュウによるレタスの被害. 北日本病害虫研究会報 40, 200 (講要).
もっと見る

前のページに戻る