PTENと配列を共有する電圧感知ホスファターゼCi-VSPは,ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸を脱リン酸化する

IWASAKI Hirohide; IWASAKI Hirohide; IWASAKI Hirohide; MURATA Yoshimichi; KIM Youngjun; HOSSAIN Md. Israil; WORBY Carolyn A.; DIXON Jack E.; MCCORMACK Thomas; SASAKI Takehiko; OKAMURA Yasushi; OKAMURA Yasushi; OKAMURA Yasushi

文献

J-GLOBAL ID：200902272119545899 整理番号：08A0646486

PTENと配列を共有する電圧感知ホスファターゼCi-VSPは,ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸を脱リン酸化する

A voltage-sensing phosphatase, Ci-VSP, which shares sequence identity with PTEN, dephosphorylates phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate

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資料名：
巻： 105 号： 23 ページ： 7970-7975 発行年： 2008年06月10日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

カタユウレイボヤの電圧感知ホスファターゼ(Ci-VSP)は,フォスファチジルイノシトール脱リン酸化酵素のPTENのファミリーとして同定されたが,詳細な基質特異性,制御機構などは不明であった。そこで,本報では,in vitroでCi-VSPの其質を特定した。その結果,Ci-VSPはPTENの其質であるフォスファチジルイノシトール三リン酸だけでなく,ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸も脱リン酸化することが明らかになった。PTENとCi-VSPの活性部位の違いはわずかPTENがアラニンのところがグリシン(365)になっているだけであった。そこで,G365A変異の入ったCi-VSPで酵素活性を調べたところ,ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸の脱リン酸化能が消失した。以上のことから,Ci-VSPはフォスファチジルイノシトール二リン酸/三リン酸のどちらも脱リン酸化するユニークな酵素であることが示された。

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酵素一般

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