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J-GLOBAL ID:200902272328393532   整理番号:09A1052546

布の紫外線防御に与える染色の効果

The Effects of Dyeing on UV Protection Efficiency of Apparel Fabrics
著者 (4件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 229-235 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: F0278A  ISSN: 0037-9875  CODEN: SENGA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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布の紫外線防御能に色相,明度がどのように関与するのかを調べるために,直接染料で染色したセルロースフィルムと綿布,市販染色布,薄手の市販染色レーヨンおよびポリエステルタフタ布を用いて色による効果を検討した。染色布の紫外線透過スペクトルは,タフタのような薄い布では,用いられた染料によって透過波長のピークが異なるが,金巾以上の厚さでは,染料濃度3%o.w.f.でいずれの染料においても全波長領域で10%以下の低い透過を示した。染色布の防御指数(UPF)は明度が同じ場合には,黄>赤>青・黒の順で大きく,色相によって防御能は異なった。セルロースを素材とするチノクロス,ツイル,ブロード,タフタおよびポリエステルタフタは,いずれも白布ではUV-B,UV-A防御能を有しないが,染色によってUPFが上昇し防御能を持った。測定した最も薄いタフタが紫外線防御能を有するための条件はセルロースの場合は色相に関係なくL値が25以下であること,ポリエステルの場合は黄ではL値が86以下,赤と青は67以下,黒は60以下であること,370nmの透過率が10%以下であることであった。
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分類 (2件):
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材料学  ,  浸染,捺染 
引用文献 (16件):
  • SASAKI, M. 25^<th> Session of The CIE, Proceedings, 2003. 2003, 2
  • SASAKI, M. Photomed. Photobiol. 2003, 25, 51
  • SASAKI, M. SEN'I GAKKAISHI. 2008, 64, 163
  • UV Protection and Clothing. CIE 172 : 2006. 2006
  • MIMA, T. SEN'I Seihin Shohi Kagaku. 2000, 41, 342
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