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J-GLOBAL ID：200902272633374858   整理番号：08A0312974

天然藻体のロープへの挟み込み法によるヒジキ養殖

Cultivation of Hiziki,Sargassum fusiforme, on Culture Ropes using Naturally Growing Plants

著者 (4件)： 伊藤龍星 (大分県農林水産研究セ 水試 浅海研) ,  寺脇利信 (水産総合研究セ 水工研) ,  SATUITO Cyril Glenn (長崎大 水産) ,  北村等 (長崎大 水産)
資料名： 水産増殖  (Aquaculture Science)
巻： 56  号： 1  ページ： 97-103  発行年： 2008年03月20日 
JST資料番号： Y0285A  ISSN： 0371-4217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年11月から2001年5月に,大分県国東市国見町沿岸において,天然ヒジキ藻体のロープへの挟み込み法による養殖を実施した。ヒジキの生長は,養殖を開始した11月から翌年3月までは緩慢であったが,4月以降急激に伸長および増重し,5月下旬には平均藻長は1mを超えた。4月下旬から5月上旬には養殖ロープ1mあたりの生産量は推定10kg(湿重量)であった。養殖期間の終期には,藻体に他の藻類や動物類等の付着生物が増加したことから,商品価値の高いヒジキの収穫時期は5月上旬頃までであるとわかった。養殖ヒジキは,天然ヒジキに比べると藻体の長さはやや短かったが,主枝は太く,気胞や葉の数が多いために,重量が重かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホンダワラ科 ,  *養殖 ,  索 ,  行為 ,  *葉状体 ,  藻類 ,  植物成長 ,  生産量 ,  付着 ,  生物移動 ,  大分県 ,  瀬戸内海 ,  沿岸帯
準シソーラス用語： Sargassum fusiforme ,  *ヒジキ ,  ロープ ,  *挟み込み ,  周防灘 ,  生物付着 ,  *藻体

分類 (1件)： 増養殖設備  (FH04030J)

引用文献 (27件)：

• 新井朱美. ヒジキとウミトラノオの入植に影響する諸条件. 水産増殖. 1983, 30, 184-191
• 新井章吾. 人の踏みつけによるヒジキ群落の衰退. 水産増殖. 1985, 33, 172-176
• 長谷川由雄. ヒジキの増殖に関する生態的研究. 北水試報告. 1949, 1, 25-31
• 伊藤龍星. 大分県のヒジキ漁業と挟み込み養殖の試み. 瀬戸内海ブロック藻類研究会誌. 2000, 2, 13-20
• 梶原武. 東京湾の潮間帯におけるムラサキイガイの付着, 生長および死亡について. 日水誌. 1978, 44, 949-953

タイトルに関連する用語 (5件)： 藻体 ,  ロープ ,  挟み込み ,  ヒジキ ,  養殖