抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高知学園短期大学では,授業シラバスの公開手段としてPlone/ArcheTypesを応用したWebシラバスシステムを導入している。このシステムはインターネット経由でその設置場所を意識せずに利用でき,これまでに資格取得のための単位確認インタフェースを導入するなど機能拡張性を持っている。本研究では,ここに新たに学生の個人認証を導入し,履修歴確認などの機能拡大への対応を目指した。システム標準の認証機能では,学生DBの再設置や情報漏えいが問題となるため,本研究ではWeb上で安全に認証を実現する技術であるOpenIDを用いて学内認証をシステムで再利用する方法を試みた。OpenIDには認証機能を提供するOpenID Provider,認証機能を利用するRelying Party,認証されるユーザの三者があり,それぞれ大学の学生DB,Webシラバスシステム,学生が対応するが,高知大学においてそれらに近い条件の試験環境を構築し,OpenID利用の実現性を検証した。構築にあたってはApache httpdのReverseProxy機能が問題となったが,設定を調整することで解決し,OpenIDによるログイン成功に至った。今後,認証に加えて履修歴などを利用するにあたりセキュリティの強化が必要であるが,その一環として安全なプロトコルを提案し考察した。(著者抄録)