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J-GLOBAL ID:200902273213239943   整理番号:09A1187710

視覚経験による高速発火性GABA回路の両方向への可塑性

Bidirectional plasticity in fast-spiking GABA circuits by visual experience
著者 (7件):
資料名:
巻: 462  号: 7270  ページ: 218-221  発行年: 2009年11月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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経験に依存した脳の可塑性には,興奮と抑制の均衡が必要である。複雑な新皮質の回路網の中で,回路内の個々の要素が,可塑性の最終結果にどのように寄与するかはわかっていない。今回,眼球優位性の可塑性,すなわち,出生直後に片眼の視覚を剥奪した後の,遮蔽眼刺激への感受性と皮質応答性の低下について,細胞内解析を行った。錐体細胞の眼優位性が徐々に失われていく典型的な変化とは異なり,高速発火細胞からのin vivo記録では,意外なことにまず遮蔽眼側への感受性変化が起き,その後に非遮蔽眼への移行が起きた。これは,抑制性ニューロンでの発火タイミング依存的可塑性のルールに合致する。薬物の細胞内投与からも,錐体細胞のGABA(γ-アミノ酪酸)入力の増減切り替えが,幼若マウスの視覚剥奪後に限って認められた。これらの結果は,当初両眼性であったGABA回路が増減両方向に動員されることが,発達中の視覚皮質の経験依存的な可塑性に寄与している可能性を示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2009
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分類 (2件):
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視覚  ,  中枢神経系 
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