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J-GLOBAL ID：200902273619292675   整理番号：09A1163556

マイクロ波を用いた果実内糖度分布非破壊撮像の試み

An Attempt of Nondestructive Imaging of Sugar Distribution inside a Fruit Using Microwaves

著者 (2件)： 渡邊正和 (新潟大学大学院自然科学研究科) ,  宮川道夫 (新潟大学超域研究機構)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 129  号： 11  ページ： 2057-2064 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 果物と生体の誘電特性は類似していることに基づき,果物内部の糖度分布の非破壊計測法としてチャープパルス-マイクロ波CTによる断層撮像法の可能性を検討した。リンゴとナシのCT画像に関心領域(ROI)を設定し,ROI内の糖度分布とCT画像濃度との関係を調べた。その結果,リンゴの画像濃度と絶対糖度間の平均相関係数は0.793,ナシのそれは0.681であり,個体ごとの撮像断面の画像濃度と絶対糖度の平均相関係数はリンゴ,ナシともに約0.7であり,約5秒で糖度のCT計測は可能であることが確認した。

シソーラス用語： *果物 ,  マイクロ波照射 ,  *糖度 ,  空間分布 ,  *非破壊測定 ,  チャープ ,  写真濃度 ,  相関係数 ,  リンゴ ,  ナシ ,  撮像
準シソーラス用語： マイクロ波CT ,  関心領域 ,  誘電特性測定

分類 (1件)： 食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (23件)：

• 河野澄夫編. 食品の非破壊計測ハンドブック. 2003, 245-251
• 伊藤秀和. 近赤外分光法によるメロン品質の非破壊計測法の開発. 野菜茶業研究所研究報告. 2007, 6, 83-115
• 宮川道夫. チャープレーダ方式マイクロ波CTの改良と温度差イメージング. 電学論C. 1992, 112, 8, 493-499
• 宮川道夫. チャープ信号を利用した生体 計測用マイクロ波CTの試み. 信学論D. 1992, J75-D-II, 8, 1447-1454
• MIYAKAWA, M. Tomographic measurement of temperature change in phantoms of the human body by chirp radar-type microwave computed tomography. Med. & Biol. Eng. and Comput. 1993, 31, 4-S, S31-S36

タイトルに関連する用語 (6件)： マイクロ波 ,  果実 ,  糖度 ,  分布 ,  撮像 ,  試み