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J-GLOBAL ID:200902273853502004   整理番号:09A0843649

海生物相にみられるヒドロキシル化及びメトキシル化したポリ臭化ジフェニルエーテルのAPCI-LC/MS/MS(液体クロマトグラフィー/気圧化学イオン化タンデム質量分析)による同時定量

Simultaneous Determination by APCI-LC/MS/MS of Hydroxylated and Methoxylated Polybrominated Diphenyl Ethers Found in Marine Biota
著者 (7件):
資料名:
巻: 81  号: 14  ページ: 5942-5948  発行年: 2009年07月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリ臭化ジフェニルエーテルは種々の消費製品やハウスダスト中に存在する臭素化難燃剤であり,最近では,海綿,ムラサキイガイ,紅藻類などからも検出されている。本研究は,環境中のテトラブロモジフェニルエーテル並びにヒドロキシル化,メトキシル化同族体の同時定量法の開発を目的としたもので,高速液体クロマトグラフィー/負イオンモード大気圧化学イオン化タンデム質量分析を用いて,テトラブロモジフェニルエーテルのヒドロキシル化及びメトキシル化同族体,並びにテトラブロモビフェニルのジヒドロキシル化及びジメトキシル化同族体の同時分析法を確立することができた。9種の被検質をスパイクした肝油試料を用いて,線形性,回収率,繰返し性及び定量限界を検証した後,この方法をイタチザメとオオジロザメの肝臓試料分析に適用したところ,ヒドロキシルテトラブロモジフェニルエーテルは8ng/g以下,メトキシルテトラブロモジフェニルエーテルは540ng/g以下であることが分かった。またこの方法によって,海綿から2,2′-ジヒドロキシ-3,3′,5,5′-テトラブロモビフェニルを初めて検出することができた。この方法の利点は,ヒドロキシルテトラブロモジフェニルエーテル,メトキシルテトラブロモジフェニルエーテル及びそれらの関連する同族体を,化学誘導体化することなく同時に定量できることにあり,今後,環境及び生物相組織中のポリ臭化ジフェニルエーテル様汚染物質の全範囲にわたって十分にこの方法を適用できるものと考察した。
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分類 (4件):
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芳香族単環フェノール類・多価フェノール  ,  有機化合物の各種分析  ,  その他の汚染原因物質  ,  水産生物学一般 
物質索引 (9件):
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