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J-GLOBAL ID：200902274693512632   整理番号：09A0522924

サケ科魚卵アレルギーの主要アレルゲンとその免疫グロブリンE交差反応性

Major Allergen and Its IgE Cross-Reactivity among Salmonid Fish Roe Allergy

著者 (6件)： SHIMIZU Yutaka (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  NAKAMURA Atsushi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KISHIMURA Hideki (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  HARA Akihiko (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  WATANABE Kazuhiko (Watanabe Kazuhiko Pediatric Clinic, Hokkaido, JPN) ,  SAEKI Hiroki (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 57  号： 6  ページ： 2314-2319  発行年： 2009年03月25日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サケ,ニジマス,イトウ及びエゾイワナの4種類のサケ科魚卵の卵黄蛋白質抽出物の免疫グロブリンEとの反応性を検討した。検討には,シロサケ魚卵に対するアレルギー患者の血清を用いた。サケ科魚卵の主要な蛋白質成分はビテロゲニンのフラグメントであるβ′成分とリポビテリンであった。患者の多くの血清はβ′成分への免疫グロブリンE反応性を示し,少数の血清がリポビテリン重鎖または軽鎖に反応した。4種類のサケ科魚卵のβ′成分のN末端アミノ酸配列は高い相同性を示した。サケ科卵黄蛋白質抽出物の全てが患者血清とシロサケβ′成分間の免疫グロブリンE反応を阻害した。サケ科魚卵の主要アレルゲンは,強い免疫グロブリンE交差反応性を示すβ′成分であることが示された。

シソーラス用語： サケ ,  ニジマス ,  *サケ科 ,  *魚卵 ,  卵黄 ,  ビテロゲニン ,  卵タンパク質 ,  免疫グロブリンE ,  *アレルゲン ,  食品アレルギー ,  アミノ酸配列 ,  相同性 ,  免疫交差反応 ,  アミノ酸配列相同性 ,  リポビテリン ,  Hucho perryi ,  ニッコウイワナ ,  反応 ,  免疫応答
準シソーラス用語： イトウ ,  エゾイワナ

分類 (2件)： 免疫反応一般  (ED03010T) ,  動物性水産食品  (FJ13020C)

タイトルに関連する用語 (5件)： サケ科 ,  卵アレルギー ,  アレルゲン ,  免疫グロブリンE ,  交差反応性