抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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千里浜海岸は能登半島の押水羽咋海岸にある砂浜海岸の総称であり,車輌の走行が可能な「なぎさドライブウェイ」として有名である。千里浜海岸では,近年,砂浜幅の縮小が顕著になり,石川県では保全対策の検討を行っている。本研究では,既往資料により千里浜海岸の海象特性,漂砂特性,沿岸粒度分布及び汀線変化についてレビューして千里浜海岸の基本特性を検討した。続いて,既往深浅測量結果をもとに,岸沖方向の断面形状,多段砂州の発達規模及び離岸距離の経年変化,測量期間中の汀線変化量との関連について検討した。これにより,砂州の発達プロセス,沿岸砂州の消長過程,汀線移動に関する知見を得た。