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J-GLOBAL ID：200902275277834198   整理番号：08A1094072

異なる対イオン有する二本鎖陽イオン界面活性剤の混合物の自然ベシクル生成

Spontaneous Vesicle Formation of Mixtures of Double-Chain Cationic Surfactants with a Different Counterion

著者 (8件)： ARATONO Makoto (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  MORI Azusa (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KOGA Ikuyo (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SHIGEHISA Makiko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  ONIMARU Nami (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TSUCHIYA Koji (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  TAKIUE Takanori (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  MATSUBARA Hiroki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 112  号： 39  ページ： 12304-12311  発行年： 2008年10月02日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二成分界面活性剤混合物中,自然ベシクル生成は異なる界面活性剤の不均一分布が曲率の反対符号をもつ二種類の単一層間を可能にするので単一界面活性剤よりも容易に起こることが期待できる。水溶液中でジドデシルジメチルアンモニウムブロミドとジドデシルジメチルアンモニウム・クロリド混合液体の凝集体生成を調べた。表面張力,混濁度及び電気伝導度測定によって凝集体生成に関する濃度対化学組成図を作製した。状態図中の幾つかの代表点に対して低温透過型電子顕微鏡観察を適用し,凝集体の形態に関する情報を得た。すべての混合比で界面活性剤濃度の増加に伴って単量体(m)-m+小凝集体(A)-m+A+ベシクル(V)-m+Vの列を結論付けた。熱力学的考察を基礎にしてAとV中の対イオン組成を推定し,かつベシクル二分子層の外側と内側単一層間の成分の非対称性と不均一分布の見地から調べた。ベシクル表面は球状ミセル表面の反対側にあるバルク溶液に比較して塩化物イオンでもっていっぱいになっていることを示唆した。

シソーラス用語： *ベシクル ,  自然発生 ,  二成分系 ,  *陽イオン界面活性剤 ,  混合液体 ,  *凝集体 ,  化学組成 ,  状態図 ,  対イオン ,  対イオン効果 ,  二分子層 ,  単一層 ,  ミセル形成 ,  界面張力 ,  混濁度 ,  電気伝導率 ,  透過型電子顕微鏡 ,  曲率 ,  混合比 ,  単量体
準シソーラス用語： 電気伝導度 ,  表面張力

分類 (1件)： ミセル  (CB11020N)

物質索引 (2件)： ジドデシルジメチルアンモニウム・クロリド ,  ジドデシルジメチルアンモニウムブロミド

タイトルに関連する用語 (4件)： 対イオン ,  陽イオン界面活性剤 ,  混合物 ,  ベシクル