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J-GLOBAL ID:200902275410453097   整理番号:09A0263271

Kaempferia parvifloraおよびBoesenbergia pandurata由来化合物の抗炎症作用

Anti-inflammatory effects of compounds from Kaempferia parviflora and Boesenbergia pandurata
著者 (5件):
資料名:
巻: 115  号:ページ: 534-538  発行年: 2009年07月15日 
JST資料番号: H0766A  ISSN: 0308-8146  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Kaempferia parvifloraおよびBoesenbergia pandurataはショウガ科の多年生草本である。これら2種植物の根茎は食品原料および痛風,アレルギー,アフタ様潰ようおよび消化性潰瘍などの数種炎症関連疾病の治療のためのタイの伝統薬として使用されている。そこでK.parvifloraおよびB.pandurataから単離した化合物について,その一酸化窒素(NO)生産に対する阻害活性を調べた。K.parvifloraでは,化合物5(5-ヒドロキシ-3,7,3′,4′-テトラメトキシフラボン)がNO阻害作用に関して最高の活性を示し,IC50値は16.1μMであり,次いで4(IC50=24.5μM)および3(IC50=30.6μM)の順であった。B.pandurataのNO阻害活性に関しては,化合物2(パンズラチンA)が5.3μMのIC50値を示して最高の作用を発揮し,次いで3(ヒドロキシパンズラチンA,IC50=13.3μM)および7(カルダモニン,IC50=24.7μM)の順であった。また5-ヒドロキシ-3,7,3′,4′-テトラメトキシフラボン(5),パンズラチンA(2)およびヒドロキシパンズラチンA(3)についてもプロスタグランジンE2(PGE2)および腫瘍壊死因子-α(TNF-α)生産に対して試験した。5-ヒドロキシ-3,7,3′,4′-テトラメトキシフラボン(5)はPGE2生産に対して強い阻害作用を示したが(IC50=16.3μM),TNF-αに対する阻害作用は弱かった。パンズラチンAおよびヒドロキシパンズラチンAはそれぞれ10.5および12.3μMのIC50値を示してPGE2に対する強い阻害作用を発揮し,TNF-αに対しては中程度の活性を示した(IC50値はそれぞれ60.3および57.3μM)。化合物5(5-ヒドロキシ-3,7,3′,4′-テトラメトキシフラボン)がK.parvifloraの抗炎症活性の原因であり,一方2(パンズラチンA)および3(ヒドロキシパンズラチンA),プレニル化カルコン,がB.pandurataのそれの原因である事を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  生薬一般 
物質索引 (4件):
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