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J-GLOBAL ID：200902275567494790   整理番号：08A0322599

GPSによる地すべり移動量観測における留意点

著者 (6件)： 中里裕臣 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  井上敬資 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  阿部栄一 (農水省 中国四国農政局) ,  高木圭介 (農水省 中国四国農政局) ,  増成友宏 (古野電気) ,  武地美明 (古野電気)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 44  号： 6  ページ： 393-399  発行年： 2008年03月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地すべり移動量観測におけるGPSの利用は普及段階に至っているが,GPSによる計測データには一定の誤差が含まれており,真の地すべり移動量との分離判定が困難な場合がある。特に留意すべき誤差要因として見かけの変位を生じさせる「受信機の支柱移動」「対流圏遅延による年周的変化」および基線解析精度を低下させる「上空視界の制限」が挙げられる。活動中の地すべりにおけるGPS移動量観測データを事例として,これらの誤差の評価と低減方法について検討した。

シソーラス用語： *地滑り ,  観測 ,  測定データ ,  測定誤差 ,  視野 ,  大気補正 ,  基線測量 ,  *誤差論 ,  電磁波散乱 ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  対流圏散乱 ,  動態観測

分類 (2件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (20件)：

• 有澤英樹. 巨大地すべりにおけるGPS測量の効果と課題. 第37回地すべり学会研究発表講演集, 1998. 1998, 289-292
• 藤森邦夫. GPSの連日測定とその誤差. 月刊地球. 1992, 14, 420-425
• 福岡浩. 人工衛星測量 (GPS) による地すべり移動観測. 第29回地すべり学会研究発表講演集, 1990. 1990, 170-173
• GOAD, C. C. A modified Hopfield tropospheric refraction correction model. Paper presented at the Fall Annual Meeting American Geophysical Union, 1974. 1974
• 楠本岳志. 新潟県板倉町で確認された巨大地すべりの活動について. 第37回地すべり学会研究発表講演集, 1998. 1998, 293-296

タイトルに関連する用語 (5件)： GPS ,  地すべり ,  移動量 ,  観測 ,  留意