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J-GLOBAL ID：200902275916881119   整理番号：08A0657126

フライアッシュ混合セメント硬化体中における有機炭素およびヨウ素の拡散挙動

著者 (2件)： 千田太詩 (電力中央研 原子力技研 放射線安全研究セ) ,  杉山大輔 (電力中央研 原子力技研 放射線安全研究セ)
資料名： 電力中央研究所原子力技術研究所研究報告  (CRIEPI Report. L (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： L07018  ページ： 19P  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： L2958B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高レベル放射性廃棄物の深地層処分において使用が検討されているフライアッシュ混合セメント(FAC)中での有機形態の炭素14およびヨウ素129の拡散挙動を把握するための実験を行った。有機炭素の化学形態として,酢酸イオンを用いた。本実験により,セメント系材料中における有効拡散係数およびトレーサ拡散挙動を取得するとともに,FACの核種移行抑制効果について検討し,処分場の性能評価に資した。実験の結果,FACで構成された人工バリアは,低収着性の有機炭素やヨウ素に対しても遅延効果を示すとともに,処分場閉鎖後も長期に亘って核種移行抑制効果を期待できることが示唆された。

シソーラス用語： ヨウ素 ,  ヨウ素同位体 ,  炭素14 ,  フライアッシュセメント ,  有機炭素 ,  固体内拡散 ,  *高レベル廃棄物 ,  *地中処分 ,  拡散係数 ,  *放射性核種動力学 ,  *深地層処分

分類 (1件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (24件)：

• 加藤和之, 脇寿一, 齋藤典之, 小野文彦, 大間知行, 尾崎充弘: 余裕深度処分の技術的な信頼性構築に向けた検討状況について, 原子力バックエンド研究, 13, No.1, 49-64, 2006年10月.
• 電気事業連合会・核燃料サイクル開発機構: TRU 廃物処分技術検討書--第 2 次TRU 廃棄物処分研究開発取りまとめ--, JNC TY1400 2005-013 FEPC TRU-TR2-2005-02, 2005.
• TRU共同作業チーム, 核燃料サイクル開発機構, 電気事業連合会: TRU廃棄物処分概念検討書, JNC TY1400 2000-001 TRU TR-2000-01, 2000.
• 窪田茂, 寺田賢二, 坂本浩幸, 村松良展, 加藤博康: 拡散抑制を期待されるセメント系材料の品質管理方法に関する研究, 土木学会第 62 回年次学術講演会, p. 239 (CS5-040), 2007年9月.
• 佐々木規行, 大間知行, 坂本浩幸, 三倉通孝, 本山光志, 小林航, 鈴木泰博: 余裕深度処分施設の緻密性モルタルの拡散係数の測定評価 (2) --フライアッシュ低熱ポルトランドセメント系材料の拡散係数の測定結果--, 2006年秋の大会予稿集 (CD-R), 原子力学会, p. 31 (A31), 2006.

タイトルに関連する用語 (6件)： フライアッシュ ,  セメント硬化体 ,  有機炭素 ,  ヨウ素 ,  拡散 ,  挙動