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J-GLOBAL ID：200902275932341728   整理番号：09A0294587

老化前後の広葉樹クラフトパルプのAKDデマンドに関する状況

Aspects on the AKD demand of hardwood kraft pulps before and after ageing

著者 (2件)： WAENE Gerd (Stora Enso AB, Karlstad, SWE) ,  GERMGARD Ulf (Karlstad Univ., Karlstad, SWE)
資料名： Appita Journal  (Appita Journal)
巻： 62  号： 2  ページ： 123-129  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： H0294A  ISSN： 1038-6807  CODEN： APPIA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストラリア (AUS)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クラフトパルプを長期保存した場合の老化による表面特性の変化をAKDデマンドの変化として捉えることによって検証した。ECF漂白広葉樹(ユーカリ2種,シラカンバ1種)クラフトパルプを50°C密閉容器中及び室温で8か月放置したのち接触角測定,表面分析及びアルキルケテンダイマ(AKD)デマンド(一定サイズ度を得るために必要なAKD量)測定を行なった。カバパルプはユーカリパルプよりも親水性が高く,多くのAKDを要した。いずれのパルプも老化によって疎水化した。これは繊維表面における抽出成分,特に脂肪酸,脂肪酸カルシウム,ステロール及びグリセリドの増加と対応し,これらの物質の表面へのマイグレーションを示唆した。繊維表面の疎水性とAKDデマンドには対応があった。接触角測定によってAKDデマンドを予測できる可能性を認めた。

シソーラス用語： *クラフトパルプ ,  広葉樹材 ,  ユーカリ ,  シラカンバ ,  ECF【漂白】 ,  *老化 ,  *表面性状 ,  接触角 ,  表面分析 ,  ラクトン ,  紙特性 ,  親水性 ,  *疎水性 ,  成分 ,  油脂 ,  マイグレーション【化学物質】 ,  中性サイズ剤 ,  アルキルケテンダイマ ,  サイズ度 ,  抽出成分 ,  カバノキ科
準シソーラス用語： 表面特性

分類 (2件)： パルプ製品  (YL02050W) ,  紙料とその調製  (YL03010L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 老化 ,  広葉樹 ,  クラフトパルプ ,  AKD ,  デマンド ,  状況