抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
献立分析から見ると県内水産物の利用は少ない。学校給食を水産物の市場の一つとして考え,地元・県内水産物の利用を促進するためには,加工された形態での納入が重要な条件となる。学校給食栄養士に対するアンケート調査から,素材・調理方法についての情報,納入業者として大手水産専門店等に頼らざるを得ないというジレンマ,児童・生徒の魚食習慣の低下,魚食教育の必要性等の意見があった。これらのことから,学校給食において水産物利用促進のための2つの方向性を示した。第1は,水産物フードチェーンに関わる課題で,供給者である漁業・水産卸・加工業が需要者のニーズに応える努力が必要である。第2は,魚食教育の重要性である。学校を基点とする地元が一体となって児童・生徒に対して魚に興味と関心をもたせるような取り組みが必要である。学校給食において地元市場を活用することは地元水産業の底上げにつながる。