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J-GLOBAL ID:200902277406201930   整理番号:08A1233968

日本における鉄筋コンクリート造の導入および算定理論の受容過程に見られる特徴について

THE CHARACTERISTIC OF THE INTRODUCTION AND RECEPTION OF THE THEORY OF THE FERRO-CONCRETE STRUCTURE IN JAPAN
著者 (3件):
資料名:
号: 634  ページ: 2773-2782  発行年: 2008年12月30日 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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鉄筋コンクリート構造導入期(明治20年代~昭和8年頃)の文献の分析を通し,技術導入過程に関して以下の点を明らかにした。1)導入の初期には様々な形式の算定理論がもたらされたが,その相違は,紹介者の使用する語や記号の差異として表れた。2)鉄筋コンクリート構造を普及させるために,経済的な要因を考慮して標準化を行う等の工夫がされたが,関東大震災後には方針がやや変化し,耐震性が重視されるようになった。3)普及の方針にそぐわなかった異形鉄筋は,震災を期に排除された。これらの点から,文献等を通じて海外から導入された技術情報は,必ずしも正確性や合理性の観点からのみ選択されたのではなく,当時の日本の技術水準や経済的な制約から大きな影響を受けたと考えられる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
建築設計,建築家,建築史  ,  コンクリート構造 

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