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J-GLOBAL ID：200902277554452098   整理番号：09A0154115

エネルギー回収型リニアックによる次世代放射光源のための高輝度電子発生技術

High-Brightness Electron Sources for a Next Generation Light Source by an Energy Recovery Linac

著者 (4件)： 飯島北斗 (日本原子力研究開発機構) ,  永井良治 (日本原子力研究開発機構) ,  西森信行 (日本原子力研究開発機構) ,  羽島良一 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 129  号： 2  ページ： 253-258 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新型加速器であるエネルギー回収型リニアック(ERL)を用いてX線やフェムト秒極短パルスX線を発生できる。コヒーレンスX線発生の鍵となる超低エミッタンス電子源では電子の初期分布の最適整形によって空間電荷効果によるエミッタンスの増大を抑止できるが,ERLを用いる半導体光陰極では光吸収長が深くて高速な時間応答性の実現が困難である。今回,このような整形を実現する高速応答型電子源として量子カスケードレーザ(QCL)の原理を応用した手法を提案した。QCLはサブバンド遷移放射を増幅してレーザとしているが,検討の結果,層の厚みと数の最適化によってピコ秒程度の時間応答性を有するカソードを実現できると考えられた。

シソーラス用語： *電子源 ,  エネルギー回収 ,  線形加速器 ,  電子ビーム ,  整形 ,  ピコ秒 ,  *カソード ,  パルス光光源 ,  量子カスケードレーザ ,  加速器
準シソーラス用語： 高輝度光源 ,  高速応答 ,  放射光

分類 (1件)： 粒子光学一般  (BD02010J)

引用文献 (23件)：

• (1) Sol M. Gruner et al.: “Energy recovery linacs as synchrotron radiation sources”, Rev. Sci. Instr. Vol. 73, pp. 1402-1406 (2002)
• (2) R. Hajima, T. Hayakawa, N. Kikuzawa, and E. Minehara: “Proposal of Nondestructive Radionuclide Assay Using a High-Flux Gamma-Ray Source and Nuclear Resonance Fluorescence”, J. Nuclear Science and Technology, Vol. 45, pp. 441-451 (2008)
• (3) 羽島良一 他(編):「コンパクトERLの設計研究」,KEK Report 2007-7/JAEA-Research 2008-032 (2008)
• (4) G. H. Hoffstaetter et al.: “Progress toward an ERL extension to CESR”, Proc. 2007 Particle Accel. Conf. (PAC-2007), Jun. 25-29, 2007, Albuquerque, NM, USA, pp. 107-109 (2007)
• (5) M. Borland, G. Decker, A. Nassiri, and M. White: “Configuration, optics, and performance of a 7-GeV energy recovery linac upgrade for the advanced photon source”, ibid., pp. 1121-1123

タイトルに関連する用語 (5件)： エネルギー回収型リニアック ,  次世代 ,  放射光 ,  高輝度 ,  電子