文献

J-GLOBAL ID：200902277648009457   整理番号：09A0189524

官能基を含む1,3-ジエンの重合6. 2-エトキシメチル-1,3-ブタジエンのアニオン重合における単量体構造の予想外の崩壊

Polymerization of 1,3-Dienes Containing Functional Groups 6: Unexpected Collapse of Monomer Structure in the Anionic Polymerization of 2-Ethoxymethyl-1,3-butadiene

著者 (5件)： TAKENAKA Katsuhiko (Dep. of Materials Sci. and Technol., Nagaoka Univ. of Technol.) ,  AKAGAWA Yusuke (Dep. of Materials Sci. and Technol., Nagaoka Univ. of Technol.) ,  TAKESHITA Hiroki (Dep. of Materials Sci. and Technol., Nagaoka Univ. of Technol.) ,  MIYA Masamitsu (Dep. of Materials Sci. and Technol., Nagaoka Univ. of Technol.) ,  SHIOMI Tomoo (Dep. of Materials Sci. and Technol., Nagaoka Univ. of Technol.)
資料名： Polymer Journal  (Polymer Journal)
巻： 41  号： 2  ページ： 106-107 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0612A  ISSN： 0032-3896  CODEN： POLJB8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エーテル結合を含む2-エトキシメチル-1,3-ブタジエン(1)のアニオン重合を,THF中でNaHを開始剤として検討した。結果として,(1)はアニオン重合しなかった。次にポリスチリルアニオンを開始剤とした,(1)のアニオン重合を試みた。ポリマーを得,得られたポリマーのMALDI-ToF-MSは,104Da間隔のピークを示し,112Daのピークは観察されなかった。これはこのポリマーが,ブロックポリマーでないことを示している。一方,このポリマーがポリスチレンに近似していることを示す。違いは,(1)が,4.5~6.2ppmにオレフィン性のプロトンを有していることである。このプロトンパターンはイソプレンのものに類似している。この反応機構を推定し”back side collapse”とよばれるS_N2′で進行しているものと推定した。

シソーラス用語： アルカジエン ,  *アニオン重合 ,  SN2反応 ,  *MALDI-TOF MS ,  基 ,  エーテル ,  重合開始剤 ,  ポリスチレン ,  ブロック共重合体 ,  *飛行時間法 ,  官能基 ,  ブタジエン類
準シソーラス用語： *2-エトキシメチル-1,3-ブタジエン ,  ブタジエン誘導体 ,  SN2′反応

分類 (1件)： 単独重合  (CG04020S)

引用文献 (8件)：

• HSHIEH, H. L. Anionic Polymerization Principles and Practical Applications. 1996
• NIU, A. Z. Proceedings of the 2003 International Symposium on Ionic Polymerization and Related Processes. 2004, 1
• MORTON, M. Anionic Polymerization : Principles and Practice. 1983
• HIRAO, A. Macromolecules. 1998, 31, 281
• PETZHOLD, C. Macromolecules. 1994, 27, 3707

タイトルに関連する用語 (8件)： 官能基 ,  ジエン ,  重合 ,  ブタジエン ,  アニオン重合 ,  単量体 ,  予想 ,  崩壊