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J-GLOBAL ID:200902277713010085   整理番号:08A0972089

2品種の日本イネ(Oryza sativa L.)の成長,収量および葉のガス交換速度に対するオゾンの影響

Effects of Ozone on the Growth, Yield and Leaf Gas Exchange Rates of Two Japanese Cultivars of Rice (Oryza sativa L.)
著者 (10件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 131-141  発行年: 2008年09月10日 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2品種の日本イネ(Oryza sativa L.)の成長,収量および葉のガス交換速度に対するオゾンの影響を調べた。2007年5月15日に黒ボク土を詰めたコンテナにコシヒカリとキヌヒカリの苗を移植し,野外に設置したチャンバー内で9月20日まで育成した。ガス処理区として,活性炭フィルターによって浄化した空気をチャンバー内に導入した浄化空気区,毎日10:00~17:00にチャンバー内のオゾン濃度を60nl l-1(ppb)に制御した60ppb O3区および同時刻のオゾン濃度を100ppbに制御した100ppb O3区の合計3処理区を設けた。なお,ガス処理は2007年5月30日から9月20日まで行った。オゾン暴露によって,収穫時におけるイネの個体乾重量と収量が有意に低下した。60ppb O3区と100ppb O3区における収量低下率は,コシヒカリではそれぞれ3%および23%であり,キヌヒカリではそれぞれ18%および34%であった。なお,個体成長と収量におけるオゾン感受性に有意な品種間差異は認められなかった。オゾン暴露によって個体あたりの穂数,稔実率および一穂あたりの稔実籾数が有意に低下したが,1000粒重に有意な影響は認められなかった。成長解析の結果から,オゾンによる収量低下の原因として,栄養成長期における個体成長の低下と生殖成長期における穂への乾物分配率の低下が考えられた。さらに,栄養成長期における個体成長の低下原因として,オゾンによる気孔拡散コンダクタンスの低下に伴う純光合成速度の低下が考えられた。なお,収量構成因子と葉のガス交換速度におけるオゾン感受性に有意な品種間差異は認められなかった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  気圏環境汚染 
引用文献 (23件):

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