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J-GLOBAL ID:200902278261752794   整理番号:08A0891322

日本においてPantoea ananatis(=Erwinia ananas)に起因する網目メロンの果実腐敗症

Internal fruit rot of netted melon caused by Pantoea ananatis (=Erwinia ananas) in Japan
著者 (8件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 302-312  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: L3961A  ISSN: 1345-2630  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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外見は正常で,水浸しあるいは表面に褐色の斑点がないにもかかわらず,1998年に日本高知県の商業用温室において悪臭を持った果実腐敗症が発見された。変化を受けた果実からは常に黄色菌が単離された。黄色菌のうちの代表的な8菌株の病原性を確認するために,著者らは人工授粉の5~7日後に,子房(未完熟の果実)に菌を塗ったピンで柱頭接種した。メロンの果実が60日以上成熟した後に,自然感染に似た果実腐敗症が現れ,接種した菌が再び単離された。メロンからの単離菌は,グラム陰性の染色性,通性嫌気性成長,インドールの生産,フェニルアラニンデアミナーゼが存在しないこと,並びにメリビオース,ソルビトール,グリセロールおよびイノシトールからの酸の生産のような,Pantoea ananatisと同じ性質を持っていた。16S rDNAの配列に基づいた系統解析では,メロンの細菌は既知のP.ananatis株と密接な位置を示した。メロンの細菌はインドール酢酸(IAA)生合成遺伝子(iaaMおよび iaaH),並びにサイトカイニン生合成遺伝子(etz)を持っていた。この菌は,rep-PCRゲノムフィンガープリント法により,他の’Pantoea’グループの細菌と区別できた。これらの結果から,果実腐敗症の原因となる菌はP.ananatisの株と同定された[(Philipp J Sci 36:271-305,1928)におけるSerrano;(Int J Syst Bacteriol 43:162-173,1993)におけるMergaert et al.]。(翻訳著者抄録)
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細菌による植物病害  ,  果樹 
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