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J-GLOBAL ID：200902278270901328   整理番号：08A0823798

炭素熱還元中に下水汚泥からのりんガス化

Phosphorus Gasification from Sewage Sludge during Carbothermic Reduction

著者 (3件)： MATINDE Elias (Dep. of Metallurgy, Graduate School of Engineering, Tohoku Univ.) ,  SASAKI Yasushi (Dep. of Metallurgy, Graduate School of Engineering, Tohoku Univ.) ,  HINO Mitsutaka (Dep. of Metallurgy, Graduate School of Engineering, Tohoku Univ.)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 48  号： 7  ページ： 912-917 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炭素熱還元プロセスによる市下水汚泥からのりんのガス化プロセスを検討した。四重極質量分析計ガス分析と熱重量解析を用いて,Fe₂O₃含有量の高いスラッジと低いスラッジを用いて,焼却プロセス時の下水汚泥のりんのガス化挙動へのFe₂O₃の影響を評価した。炭素熱反応での気化したガス化学種を,それぞれの分子ガス種についてのイオン電流と比較して四重極質量分析計で測定した。ガス分析から以下のことが分った。POとPO₂ガス化学種は1073K周辺で支配的に蒸発し,P₂の金属相りんガスは1273~1700Kの温度領域で蒸発した。別のP₄金属相りんガスはわずかで無視しうるものであった。スラッジ中のFe₂O₃は,炭素熱還元反応でのスラッジからのりん放出で重要な役割を果していた。すなわち,金属相りんガスは還元鉄と反応しFe-P合金を形成した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *還元 ,  *熱化学反応 ,  *スラッジ処理 ,  *リン ,  *ガス化 ,  ガス分析 ,  スペシエーション ,  蒸発 ,  *汚泥処理 ,  *下水汚泥
準シソーラス用語： *下水スラッジ ,  化学種決定 ,  *炭素熱還元

分類 (1件)： 下水,廃水の化学的処理  (SC03050W)

引用文献 (10件)：

• 1) C. Jung, T. Matsuto, N. Tanaka and T. Okada: Waste Manag., 24 (2004), 381.
• 2) J. Ryu, R. Fruehan and T. Morales: ISS Transactions, 26 (1999), 59.
• 3) S. Ban-ya: ISIJ Int., 33 (1993), 2.
• 4) R. Nagabayashi, M. Hino and S. Ban-ya: ISIJ Int., 29 (1999), 140.
• 5) M.-O. Suk, S.-K. Jo, S.-H. Kim, K.-Y. Lee and J.-M. Park: Metall. Mater. Trans. B, 37B (2006), 99.

タイトルに関連する用語 (4件)： 炭素熱還元 ,  下水汚泥 ,  りん ,  ガス化