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J-GLOBAL ID:200902278485627758   整理番号:09A1163396

陸水-海水相互作用と沿岸環境 沿岸農業流域における地下水による硝酸性窒素流出の季節変動特性

Characteristics of seasonal NO3--N discharge by groundwater in a coastal agricultural catchment
著者 (2件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 141-151  発行年: 2009年10月20日 
JST資料番号: G0180A  ISSN: 0021-5104  CODEN: RIZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,地下水による海洋への硝酸性窒素(NO3--N)流出の季節変動特性を明らかにすることを目的とし,瀬戸内海沿岸部に位置する農業流域を対象とし,深度別観測井における水理水頭および地下水中のNO3--N濃度のモニタリングデータに基づくNO3--N流出量の評価およびその変動に及ぼす要因についての考察を行った。その結果,沿岸域の浅部地下水におけるNO3--N濃度は,0.05以下~5.3mgL-1の間で大きく変動しており,この要因として,地下水流速の変化にともない,脱窒によるNO3--N濃度減衰が変化することが強く影響していると示唆された。また,NO3--N濃度の減衰は,地下水流速の変化に対応して変動しており,ダルシー流束が1.8×10-6cm/s以下において急激な濃度低下がみられた。また,NO3--N濃度の変動にともない,海洋へのNO3--N流出量は,浅部地下水において0.006~0.8kgd-1と大きく変動していると推定された。その結果,年間総地下水流出量は,河川流出量の1.7倍に相当したのに対し,年間NO3--N流出量は,沿岸域における濃度減衰の影響を受けることから,河川経由の負荷量の約7割であると見積もられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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海洋汚濁  ,  海岸工学 
引用文献 (24件):
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