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J-GLOBAL ID：200902278754057963   整理番号：08A0285941

水平荷重を受ける地盤補強型基礎における補強材打設角度の影響評価

Evaluation of the effect of inclination of reinforcement on horizontal bearing capacity of geo reinforcing type foundation

著者 (6件)： 井澤淳 (東京工業大学大学院・理工学研究科・土木工学専攻) ,  日下寛彦 (東日本高速道路株式会社・北海道支社) ,  中谷登 (大日本土木(株)・土木本部) ,  上野誠 (大日本土木(株)・土木本部) ,  佐藤博 (東京電力・技術開発研究所・設備基盤技術グループ) ,  桑野二郎 (埼玉大学・地圏科学研究センター)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 3  号： 1  ページ： 55-71 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地盤補強型基礎工法は,道路橋梁基礎および送電鉄塔基礎の支持力確保のためのコストダウン工法として開発され,実適用によりコスト縮減に効果を上げてきた。本研究は,近年増加している径5m以上の大口径深礎に対応した工法への改良に向けた,合理的な補強形態の把握を目的としている。水平荷重を受けた大口径深礎は剛体的に回転すると考えられ,回転に対して有効に補強効果を得られる角度で補強材を打設する必要がある。そこで補強材打設角度に着目し,その影響について遠心場水平載荷試験にて検証を行った。実験から水平荷重を受ける地盤補強型基礎工法の補強メカニズムを明らかにした。また,打設角度45°で補強材に効率的に軸力が発生する補強形態となり補強効率は最適になった。この補強材に作用する軸力は,補強材に作用する周辺地盤からの拘束圧に対する打設角度の影響と,地盤の最小主ひずみ方向と補強材打設方向の差を考慮する補正係数f(θ)を評価することにより算出できた。これらの結果をもとに,梁バネモデルを用いた地盤補強型基礎の抵抗モーメント評価法を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 水平荷重 ,  *基礎 ,  *補強材料 ,  原価低減 ,  深礎 ,  載荷試験 ,  水平載荷試験 ,  減少 ,  変化
準シソーラス用語： コスト縮減 ,  *地盤補強型基礎 ,  梁バネモデル

分類 (1件)： その他の各種基礎,基礎工  (RA03090H)

引用文献 (8件)：

• 1) 松尾稔,上野誠,関野英男,加藤十良,砂地盤における地盤補強型基礎の力学特性に関する実験的研究,土木学会論文集No. 379 / VI-6, pp. 83-91, 1987.
• 2) M. Matsuo and M. Ueno, Development of ground reinforcing type foundation, Proceedings of 12th ICSFE,pp. 1205-1208, 1989.
• 3) 田邉成,佐藤博,上野誠,中谷登,砂質土地盤における地盤補強型基礎の引揚支持力特性に関する実規模載荷実験,地盤工学ジャーナル Vol. 2, No. 3, pp. 183-196, 2007.
• 4) 社)日本道路協会,道路橋示方書(1共通編・4下部構造編)・同解説,2002. 4.
• 5) 財)先端建設技術センター,先端建設技術・建設技術審査証明 報告書,地盤補強型基礎工法(更新),平成14年12月.

タイトルに関連する用語 (6件)： 水平荷重 ,  地盤補強 ,  基礎 ,  補強材 ,  打設 ,  影響評価