抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北極上空で,多波長オーロラカメラが極域を向き,電子/イオン分析器を貫く磁力線と,上層大気の交点を視野に捉える観測姿勢が必要であることから,3軸姿勢制御が基本となる。この観測に加え地上からのオーロラ発光観測も同時に行う。絶対指向誤差0.5°(3σ),姿勢決定誤差0.05°(1σ),姿勢安定度0.003°(10ms,3σ)が要求される。姿勢決定系には小型の光ファイバジャイロを使用した。アクチュエータとして,ホイール1台,磁気トルカを主体とする,バイアスモーメンタム方式の磁気姿勢制御が採用された。制御誤差0.1°という性能はチャレンジングな目標であり,性能達成の鍵となった新しい磁気モーメント算出法と軌道上残留磁気モーメント推定法について紹介した。衛星の姿勢運用計画立案にあたっては,シミュレータによるコマンド計画のチェックが実施されている。