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J-GLOBAL ID：200902279501340770   整理番号：08A0231500

パステルナーク・モデルに基く有限長直交異方性木材の弾性めり込み変位

ELASTIC EMBEDDED DISPLACENENTS OF ORTHOTROPIC WOOD WITH A FINITE LENGTH BASED ON PASTERNAK MODEL

著者 (6件)： 棚橋秀光 (TASSデザイン研究室) ,  棚橋秀光 (京大 防災研) ,  清水秀丸 (防災科学技術研) ,  堀江秀夫 (富山大 芸術文化) ,  YANG Ping (熊本大 教育) ,  鈴木祥之 (京大 防災研)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 625  ページ： 417-424  発行年： 2008年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有限長直交異方性木材の均等部分圧縮による弾性表面変位のパステルナーク・モデル(PM)近似解を求めるとともに,めり込み剛性の変化を剛性増大率として定式化を試みた。それにより,以下の結果を得た。1)有限長の直交異方性弾性体にPMを適用して,剛な載荷板を介して作用する均等圧縮荷重による弾性表面変位近似解を提案した。2)その表面変位解をベイヒバに適用し,直交異方性の主要な4方向めり込み変位分布を求め,FEMと表面変位比較を行って,無次元特性値γHを求めた。3)PMの表面変位解をもとに,部材寸法,載荷長さ,端距離の幾何学的関係,および直交異方性の弾性定数が変化することに伴うめり込み剛性を簡潔に表現するために,剛性増大率を提案した。4)均等荷重によるめり込み剛性または強度の変化に関する既往の提案を含め,剛性増大率に相当する提案式の比較検討を行い,提案式は最も一般性のある表現であることを示した。

シソーラス用語： *木材 ,  直交異方性 ,  *圧縮変形 ,  力学モデル ,  弾性変形 ,  近似法 ,  剛性 ,  分布荷重 ,  圧縮荷重 ,  *減込み ,  機械的性質
準シソーラス用語： パステルナーク・モデル ,  めり込み剛性 ,  めり込み変位 ,  弾性表面変位

分類 (2件)： 木構造  (RA04020P) ,  その他の材料  (HC02050E)

引用文献 (14件)：

• 日本建築学会構造委員会木質構造運営委員会. 伝統的構法を用いた木質構造設計資料. 2003年度日本建築学会大会 (東海) 構造部門 (木質構造) パネルディスカッション資料, 2003. 9. 2003
• 棚橋秀光. パステルナーク・モデルに基く直交異方性木材の部分圧縮による弾性表面変位. 日本建築学会構造系論文集. 2006, 609, 129-136
• 村上敬宜. 弾性力学. 2004
• 棚橋秀光. 木材の部分圧縮特性に関する研究 (その1 : ヒノキの均等部分圧縮の場合). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 構造III, 2005. 9. 2005, 225-226
• 棚橋秀光. 木材の部分圧縮特性に関する研究 (その2 : ベイヒバの均等部分圧縮の場合). 日本建築学会大会学術講演梗概集, 構造III, 2006. 9. 2006, 475-476

タイトルに関連する用語 (5件)： 直交異方性 ,  木材 ,  弾性 ,  めり込み ,  変位