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J-GLOBAL ID：200902279617301047   整理番号：08A1100627

解像度変換光学系を用いたホログラムの共役像除去

Elimination of Conjugate Image for Hologram Using Resolution Redistribution Optical System

著者 (2件)： 林勇樹 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院) ,  高木康博 (東京農工大 大学院共生科学技術研究院)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 62  号： 11  ページ： 1852-1857  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 空間光変調素子(SLM)の水平視野角を拡大する解像度変換光学系においてホログラムの共役像を除去して二重像の発生を防止する方式を開発した。この方式は,著者らが先に提案した解像度変換光学系のFourier変換(FT)面の処理を改良することによって共役像を除去する。この光学系では,FTレンズ1とFTレンズ2が構成する4f結像系においてSLMの表示面をスクリーン面に結像させ,その際に解像度変換光学系内に設置するスリットの開口の高さを半分にし,ホログラム表示の垂直解像度を半分にすることによって共役像を除去する。水平視域角を4倍に拡大して約15°とした実験光学系にこの方式を適用することによって共役像を除去でき,容易な両眼立体視を実現できた。

シソーラス用語： *Fourierホログラム ,  *計算機ホログラム ,  光学系 ,  空間光変調素子 ,  Fourier変換 ,  光学スリット ,  開口
準シソーラス用語： 解像度変換 ,  共役像除去 ,  視域

分類 (1件)： ホログラフィー一般  (BD03071V)

引用文献 (9件)：

• 梶木善裕. 超多眼領域を用いた3Dディスプレイ. 光技術コンタクト. 1998, 36, 624-631
• TAKAKI, Y. High-Density Directional Display for Generating Natural Three-Dimensional Images. Proc. IEEE. 2006, 94, 654-663
• 林勇樹. 擬似高解像度化によるホログラムの水平視域角拡大. 映情学誌. 2008, 62, 4, 545-549
• ST. HILAIRE, P. Electronic display system for computational holography. SPIE. 1990, 1212, 174-182
• MISHINA, T. Viewing-zone enlargement method for sampled hologram that uses high-order diffraction. Appl. Opt. 2002, 41, 8, 1489-1499

タイトルに関連する用語 (3件)： 解像度変換 ,  光学系 ,  ホログラム