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J-GLOBAL ID：200902279728174443   整理番号：08A1127791

熱拡散白金ルテニウム合金触媒の組成比が耐一酸化炭素被毒特性へ与える影響

The Effect of Pt:Ru Ratio of Thermal Alloying PtRu Catalyst on CO-tolerance

著者 (5件)： 多田智之 (田中貴金属工業) ,  多田智之 (横浜国大 大学院) ,  山本夕美 (田中貴金属工業) ,  光島重徳 (横浜国大 大学院) ,  太田健一郎 (横浜国大 大学院)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 76  号： 11  ページ： 813-823  発行年： 2008年11月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 白金触媒に塩化ルテニウム溶液を加えメタノールを還元剤として用い,ルテニウムを白金表面に析出させた。濾別,洗浄後乾燥し,水素気流中250°C,1時間,更に900°C,30分熱処理して白金とルテニウムを合金化し,白金ルテニウム触媒を得た。白金とルテニウムの組成を変えて触媒物性と耐一酸化炭素被毒特性への影響を調べた。粒径は4~8nmであった。白金とルテニウムは合金化している。Pt:Ru=1:1.5よりもRu含有率が低いと面心立方格子のみ,1:2~1:2.5では面心立方格子と六方最密格子の2相となった。Pt:Ru1:2以上のRu含有率で特に高い耐一酸化炭素被毒特性を示すことが分かった。エアーブリーディング環境下では幅広い組成領域で十分な耐一酸化炭素被毒特性を示したが,エアーブリーディングなしの環境下同様,ルテニウム含有率が高くなるに従って耐一酸化炭素被毒特性が向上した。

シソーラス用語： 熱拡散 ,  *白金含有合金 ,  白金合金 ,  *ルテニウム合金 ,  ルテニウム含有合金 ,  *白金触媒 ,  *ルテニウム触媒 ,  化学組成 ,  *一酸化炭素 ,  *触媒毒 ,  *固体高分子形燃料電池 ,  触媒調製 ,  合金化 ,  粒径 ,  比率 ,  濃度依存性 ,  FCC金属 ,  HCP金属 ,  X線回折 ,  還元剤 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： 含有率 ,  面心立方金属 ,  六方細密充填構造金属

分類 (4件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  電極過程  (CB07040U) ,  燃料電池  (YB04040V) ,  金属の結晶構造  (BK06000V)

物質索引 (1件)： メタノール

引用文献 (35件)：

• US Patent, 1077128. 1964
• NIEDRACH, L. W. J. Electrochem. Tech. 1967, 5, 318
• MCKEE, D. W. J. Electrochem. Tech. 1968, 6, 101
• WATANABE, M. J. Electroanal. Chem. 1975, 60, 275
• ROSS, P. N. J. Electroanal. Chem. 1975, 63, 97

タイトルに関連する用語 (6件)： 熱拡散 ,  白金 ,  ルテニウム ,  合金触媒 ,  組成比 ,  一酸化炭素被毒