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J-GLOBAL ID:200902279764200043   整理番号:09A1253014

オリゴマー化ブドウ種子ポリフェノールは,脂肪細胞とマクロファージの共培養で,抗酸化性特性によって炎症性変化を弱める

Oligomerized grape seed polyphenols attenuate inflammatory changes due to antioxidative properties in coculture of adipocytes and macrophages
著者 (10件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 47-54  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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白色脂肪組織(WAT)のマクロファージ浸潤は,肥満の代謝性合併症に関係する。加えて,WAT中の腫瘍壊死因子-α(TNF-α)と単球走化性蛋白質-1(MCP-1)のような炎症関連アディポカインの発現調節異常による炎症性変化は,インスリン抵抗の原因の1つであると考えられている。近年,脂肪細胞中の酸化ストレスの増強は,炎症関連アディポカインの発現調節異常に関係すると報告されている。ポリフェノールは,食事中の強力な天然抗酸化物質として有名である。本研究では,脂肪細胞とマクロファージの共培養における炎症性変化に対するオリゴマー化ブドウ種子ポリフェノール(OGSP)の抗酸化効果を調べた。HWマウス白色脂肪細胞とRAW264マウスマクロファージの共培養で,TNF-α,MCP-1及びプラスミノーゲン活性化阻害剤-1の産生が,対照培養と比較して著しく増加した。OGSPと一緒に処理したHW細胞は,アディポカインの産生調節異常が有意に減っていた。さらにOGSPは,共培養誘導活性酸素種(ROS)産生を有意に抑制していた。共培養による遊離脂肪酸(FFAs)放出増強はOGSPにより変化しなかったが,HW細胞中のFFA誘導ROS産生はOGSPにより有意に減少した。さらに,共培養による核因子κBの転写活性と細胞外シグナル調節キナーゼの活性化の増加を,OGSPは有意に減少させた。このように,これらの結果は,OGSPの抗酸化特性が,アディポカインとマクロファージの共培養により誘導された炎症性変化を弱めることを示唆している。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果実とその加工品  ,  免疫反応一般  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 

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