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J-GLOBAL ID：200902280185063415   整理番号：09A0034457

アニオンを結合した超分子錯体での「転極」光誘起・電荷分離

“Umpolung” Photoinduced Charge Separation in an Anion-bound Supramolecular Complex

著者 (8件)： SESSLER Jonathan L. (Univ. Texas, Texas) ,  KARNAS Elizabeth (Univ. Texas, Texas) ,  KIM Sung Kuk (Univ. Texas, Texas) ,  OU Zhongping (Univ. Houston, Texas) ,  ZHANG Min (Univ. Houston, Texas) ,  KADISH Karl M. (Univ. Houston, Texas) ,  OHKUBO Kei ,  FUKUZUMI Shunichi
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 130  号： 46  ページ： 15256-15257  発行年： 2008年11月19日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然の光誘起電子移動系の人工構築を志向し,電子供与体と受容体を非共有結合的に連結した分子系について,ポルフィリン系カチオンとピレンカルボン酸アニオン系の過渡吸収分光測定などにより検討した。[30]オクタフィリン(0.0.0.0.0.0.0.0)(2プロトン化;シクロ[8]ピロール,C8)とピレン-1-酪酸イオン(Py^-)の会合体(C8-Py)は,光励起(¹Py^-)で電荷分離状態(C₈→¹Py^-)を形成し,低エネルギーの仮想的なC8^・--Py^・+よりも高エネルギー状態のC8^・+-Py^・-にあり(電子移動方向が逆),長寿命であり(300μs),長寿命の励起三重項状態(³C8^*;200ms以上)を経由して(電荷再結合)基底状態に戻る。このダイアドでの電子移動の速度論的特性(電荷分離・電荷再結合速度定数,「転極」系の電荷移動反転現象;Marcus理論)などを考察した。

シソーラス用語： *超分子 ,  *分子集合体 ,  *電荷分離 ,  誘導 ,  *電子移動 ,  ドナー ,  アクセプタ ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  三重項 ,  キャリア再結合 ,  分子構造 ,  速度論 ,  Marcus理論
準シソーラス用語： ダイアド【分子構造】 ,  ピレン類 ,  ポルフィリン類 ,  光誘起 ,  *光誘起電子移動 ,  三重項状態 ,  電子供与体 ,  電子受容体 ,  *分子会合体

分類 (3件)： 八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

物質索引 (2件)： ピレン-1-酪酸 ,  3,4,7,8,11,12,15,16,19,20,23,24,27,28,31,32-ヘキサデカエチル-33,34,35,36,37,38,39,40-オクタアザノナシクロ[28.2.1.1^2,5.1^6,9.1^10,13.1^14,17.1^18,21.1^22,25.1^26,29]テトラコンタン-1,3,5,7,9,11,13(38),14,16,18,20,22,24,26,28,30(33),31-ヘプタデカエン

タイトルに関連する用語 (4件)： アニオン ,  分子錯体 ,  光誘起 ,  電荷分離