抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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浮体剛性や支持形式の違いが鉛直地震応答にどのように影響を及ぼすかを検討するために,1)支持脚のばね定数と鉛直地震応答について1/80縮尺模型による水槽実験と数値解析の比較を行い,2)数値解析により,実機規模での応答特性を調べた。水平方向の地震に対しては,減衰装置や変位吸収機構で対応できることが多いため,鉛直地震のみを対象にした。弾性浮体の鉛直地震応答に関する実験・解析の結果,下記の事項が明らかになった。1)本稿で定義した付加質量は,浮体剛性と支持脚ばね係数の双方に依存し,剛体浮体の付加質量より大きくなる。2)支持脚への作用荷重は,本稿で定義した特性係数αに依存し,(特性係数α)X(浮体高さ)が概ね0.20以上の場合には弾性体としての挙動を示す。3)浮体剛性は,上部荷重やたわみ制限で決まることが多いので,特性係数は支持脚ばね定数で調整する方が対応しやすい。