文献
J-GLOBAL ID:200902280680561340   整理番号:08A0882290

乳業微生物の安全性評価:乳酸桿菌属

Safety assessment of dairy microorganisms: The Lactobacillus genus
著者 (5件):
資料名:
巻: 126  号:ページ: 278-285  発行年: 2008年09月01日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
乳酸桿菌属は乳酸菌(LAB)群に属するグラム陽性桿菌である。各種の絶対的/通性的,ホモ/ヘテロ発酵性のような表現型の特性は,チーズ,ヨーグルトや発酵乳(プロバイオテックスを含む)のようなサワー生乳および発酵乳製品の製造に重要な役割をしている。これら乳酸菌の最新の安全性解析により,消費者の安全性を保証する必要がある。乳酸桿菌属は約135種27亜種を含む不均質な微生物群であるが,本属の分類は常に変更されている。最近の進んだ分子的方法は,乳酸桿菌属のゲノムの極度な多様性により新亜属に分けるのが順当であるとの指摘がある。例えばDNAによる方法と従来の炭水化物試験のような遺伝子型と表現型試験の組合せが,種の決定に必要とされている。パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)は乳由来株に首尾よく利用されており,乳酸桿菌属の相違性に対して最も識別性と再現性が最も高い方法である。文献的データは,食品による乳酸桿菌血症,特に発酵乳製品による例は極めて稀で,感染しやすい患者のみに発症することから,乳酸桿菌属の摂食は何ら危険性がないという説を支持する結果となっている。発酵製品における生体アミン産生の可能性のようなある種の代謝特性が,望ましくない逆作用を生じるかもしれない。例外的に,少数のスターターと付加培養およびプロバイオテック乳酸桿菌属株が,伝達可能な抗生物質耐性を示す可能性がある。しかし,伝達性が組織的に研究されていないとして過小評価されているかもしれない。乳酸桿菌属の株群が他の細菌に伝達する危険性を持つ抗生物質耐性遺伝子の宿主として作用する可能性があるとして,伝達可能な抗生物質耐性が抗生物質感受性試験遂行の注意と正当化の関連要因であると判断した。しかし,一般的に乳酸桿菌は多くの抗生物質,特にバンコマイシンに対して伝達性がなく,高度の自然耐性を持っていた。技術的関心のある乳酸桿菌属の株群に対する安全性評価要求は,医学的興味があるどの抗生物質耐性が伝達性であるかを決める抗生物質プロフィールと研究に限定すべきである。本意見は,32種の選別された乳酸桿菌に対してQPSの位置付けの権限を有する最近のEFSAの提案として同意を得た。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物生理一般  ,  食品衛生一般  ,  乳製品 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る