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J-GLOBAL ID：200902280871901702   整理番号：08A0678213

走査原子プローブによるナノ炭素の特徴的破砕の研究

Study of characteristic fragmentation of nanocarbon by the scanning atom probe

著者 (3件)： NISHIKAWA Osamu (Dep. of Chemistry and Biology, Kanazawa Inst. of Technol., 7-1 Ohgigaoka, Nonoichi 921-8501, JPN) ,  TANIGUCHI Masahiro (Dep. of Chemistry and Biology, Kanazawa Inst. of Technol., 7-1 Ohgigaoka, Nonoichi 921-8501, JPN) ,  SAITO Yahachi (Dep. of Quantum Engineering, Nagoya Univ., Chikusa-ku, Nagoya 464-8603, JPN)
資料名： Journal of Vacuum Science & Technology. A. Vacuum, Surfaces and Films  (Journal of Vacuum Science & Technology. A. Vacuum, Surfaces and Films)
巻： 26  号： 4  ページ： 1074  発行年： 2008年07月 
JST資料番号： C0789B  ISSN： 0734-2101  CODEN： JVTAD6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 走査原子プローブにより,six-nine(99.9999%)純度のグラファイトおよび単層カーボンナノチューブ(SWCNT),二重層カーボンナノチューブ(DWCNT),多層カーボンナノチューブ(MWCNT)を質量分析した。外部場によく曝露される表面原子は場蒸発し,個々の蒸発した分裂片イオンを検出した。各試料は,破砕されたクラスタイオンの特徴的な質量スペクトルを示した。SWCNTは少量の水素を含む最も清潔な質量スペクトルを示した。市販で入手できるDWCNTは,二つの型の質量スペクトルを示した。一つはかなり清潔で,もう一つは多くのC₁₅(H₂O)_mクラスタを含んだ。実験室で成長させたMWCNTは,クラスタを形成する原子間の強い結合を示す種々の二重および三重にイオン化したクラスタイオンを示した。質量ピークが鋭いほど,また電荷の多重度が高いほど,クラスタを形成する原子間の結合はそれだけ強いことを記した。市販で入手できる純粋なフラファイトは,大きなC-Hクラスタのないかなり清潔なスペクトル,C₂₈H₄の大きな質量ピークをもつ種々のC-Hクラスタを含むスペクトル,ならびにC₃₈H_nのような大きなクラスタを含むスペクトルという,三つの型の質量スペクトルを示した。クラスタを形成する魔法数を検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： グラファイト ,  単層カーボンナノチューブ ,  多層カーボンナノチューブ ,  二重構造 ,  *質量分析 ,  *炭素 ,  破砕 ,  クラスタイオン ,  *ナノ構造 ,  原子プローブFIM ,  質量スペクトル ,  電荷 ,  多重度 ,  魔法数 ,  純度 ,  不純物 ,  水素

分類 (1件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 走査 ,  原子プローブ ,  炭素 ,  破砕 ,  研究