抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,大面積電子ビーム照射が純チタンに与える影響について,特に金属の微細組織変化を中心として実験的に検討した。これにより得た主な知見を次に示した。1)大面積電子ビーム装置の電子ビーム照射により,試料温度は3273K程度まで上昇すること,2)本来hcp構造(六方最密構造)のα-Tiである純チタンは電子ビーム照射により溶融し,凝固時に高温相のbcc構造(体心立方構造)であるβ-Tiの一部が残留すること,3)純チタンの結晶粒は,電子ビーム照射による溶解・凝固により微細な板状となること,4)電子ビーム照射により発生したβ-Tiの{110}面に対して,α-Tiは{0001}面を共有する形態で発生すること,5)電子ビーム照射により生じたβ-Tiは,熱処理によりα-Tiに変態可能であること。