抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,前回の論文と同じく,東京都区部の典型的な地区(小島町・人形町・向島・一之江)を対象に調査・分析をし,以下の点を明らかにした。1)対象地区の経年変化による敷地利用の更新状況を分析し,街区変容の実態を明確にする方法を提示し,分析を行う。2)敷地利用の更新状況を類型化し,その集積と連続により,街区変容のプロセスを分析する方法を提示する。3)以上を用いた対象地での分析を行い,その有効性を示す。各地区の敷地利用更新を分析した結果,建物撤去,敷地統合,新築,建替え,敷地分割,再分割という6つの敷地利用更新に分類できた。ここでは,敷地の更新活動を5年単位で類型化することとし,6つの更新の組合せによって,8つの類型を抽出した。そして,この敷地利用更新の類型をもとに分析を進めた。