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J-GLOBAL ID:200902281811187837   整理番号:08A0257859

炭水化物決定因子の癌に関連した変化の不完全な合成と新合成の現在の適切性 Hakomoriの概念の再検討

Current relevance of incomplete synthesis and neo-synthesis for cancer-associated alteration of carbohydrate determinants-Hakomori’s concepts revisited
著者 (6件):
資料名:
巻: 1780  号:ページ: 525-531  発行年: 2008年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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不完全な合成と新合成は約25年前にHakomori及び共同研究者により策定された細胞表面炭水化物決定因子の癌に関連した変化に対する2つの主要概念である。この概念は炭水化物決定因子の癌に関連した変化に対して現在でも適切であり有用である。炭水化物決定因子の不完全な合成は初期癌においてDNAメチル化及び/又はヒストン修飾によるグリコーゲンのエピジェネティックサイレンシングにより生じる。悪性癌細胞の自然淘汰は癌の進行期に構成的に活性化した低酸素誘導因子(HIF)により低酸素耐性獲得を介して生じる。HIFは複数の重要なグリコーゲンの転写を誘導し,炭水化物決定因子の新合成が生じる。シアリルLewis A/Xの発現は初期にグリコーゲンのエピジェネティクサイレンシングにより誘導され,進行期に複数のグリコーゲンの低酸素誘導転写により促進される。癌におけるGM2ガングリオシドの発現はグリコシルトランスフェラーゼ活性の変化及びシアル酸輸送体遺伝子の低酸素誘導転写によるN-グリコリルシアル酸含量の増加により誘導される。N-グリコリルGM2は単一決定因子の2つの癌関連遺伝的異常を反映し,高い癌特異性がある。各炭水化物決定因子は多段階で合成され,癌関連遺伝的異常の影響を受ける。癌特異的分子としての炭水化物決定因子の蛋白質決定因子より優れている点は単一炭水化物決定因子が多くの,癌関連遺伝的異常を反映できることである。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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