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J-GLOBAL ID：200902282036413627   整理番号：08A0885299

分配係数統計データの不確さ低減に関する検討(II)イオン交換モデルを用いた分配係数データの分析

Moderation of Uncertainty in a Database of Sorption Coefficients (II) Analysis of Data Scatter by Adopting Ion Exchange Model

著者 (7件)： 大江俊昭 (東海大 工) ,  長崎晋也 (東大 大学院工学系研究科) ,  木村英雄 (日本原子力研究開発機構 安全研究セ) ,  武田聖司 (日本原子力研究開発機構 安全研究セ) ,  関岡靖司 (日本原子力研究開発機構 安全研究セ) ,  加藤博康 (三菱マテリアル エネルギー事業セ) ,  赤堀邦晃 (三菱マテリアル エネルギー事業セ)
資料名： 日本原子力学会和文論文誌  (Transactions of the Atomic Energy Society of Japan)
巻： 7  号： 3  ページ： 210-220  発行年： 2008年09月01日 
JST資料番号： L4596A  ISSN： 1347-2879  CODEN： JNSTAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ベントナイトの分配係数について,データベース中のデータのイオン交換モデルまたは表面錯体モデルを用いて説明できるか否かを調べた。その結果,両反応を同時に考慮したモデル解析によって,バッチ法及び拡散法の二つの異なる試験方法のいずれもが,同一パラメータを用いて再現可能であること,また実測結果の変動が,イオン交換反応に競合するNa濃度やpHなどの環境因子の変動が主な原因であることを明らかにした。また分配係数を収集するだけでは,値の分散が大きくなるだけであり,その原因を特定するためには,収着モデルによる整理が有効であることを明らかにした。

シソーラス用語： *岩石物性 ,  *分配係数 ,  統計データ ,  不確実性 ,  イオン交換 ,  表面構造 ,  錯体 ,  解析モデル ,  データベース ,  pH【水素イオン指数】 ,  ナトリウム ,  環境影響 ,  収着

分類 (1件)： 岩石学一般  (DE07010X)

引用文献 (52件)：

• 1) 原子力安全委員会,高レベル放射性廃棄物の処分に係る安全規制の基本的考え方について(第一次報告),平成12年11月 6 日.
• 2) 若杉圭一郎,牧野仁史,モンテカルロシミュレーションによる高レベル放射性廃棄物地層処分の安全評価に対するデータ不確実性解析,サイクル機構技報,14, 149,核燃料サイクル開発機構 (2002).
• 3) P. Robinson, R. Wilmot, “The issue of risk dilution in risk assessments,” Management of Uncertainty in Safety Cases and the Role of Risk Workshop Proceedings, Stockholm, NEA/RWM/IGSC (2003) 12, OECD/NEA, Sweden, Feb. 2-4, 2004 (2005).
• 4) 大江俊昭,長崎晋也,木村英雄,他,“分配係数統計データの不確さ低減に関する検討(I)データのばらつき要因と取捨選択,”日本原子力学会和文論文誌(発行予定).
• 5) 日本原子力研究開発機構,平成17年度放射性廃棄物処分の長期的評価手法の調査報告書(1/2)確率論的アプローチによる長期的評価手法の調査,日本原子力研究開発機構 (2006).

タイトルに関連する用語 (5件)： 分配係数 ,  統計データ ,  イオン ,  交換モデル ,  分析