相対運動エネルギーの関数としてエチルベンゼン類とH<sub>3</sub>O<sup>+</sup>の反応についての分岐比の決定

KAMEYAMA Sohiko; KAMEYAMA Sohiko; INOMATA Satoshi; TANIMOTO Hiroshi

文献

J-GLOBAL ID：200902282701560482 整理番号：08A0866361

相対運動エネルギーの関数としてエチルベンゼン類とH₃O⁺の反応についての分岐比の決定

Determination of branching ratios for the reactions of H₃O⁺ with ethylbenzenes as a function of relative kinetic energy

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資料名：
巻： 276 号： 1 ページ： 49-55 発行年： 2008年09月15日
JST資料番号： D0625A ISSN： 1387-3806 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

エチルベンゼン及び重水素標識化エチルベンゼンとH₃O⁺のプロトン移動反応をプロトン移動反応質量分析によって系統的に調べた。プロトン化したエチルベンゼン類の生成及びエチル基のα-位あるいはβ-位から水素の移動に伴うプロトン化分子からエチレンの脱離を含むフラグメンテーション反応の分岐比を反応物質の平均的な相対重心系運動エネルギー(K_cm)の関数として決定した。無傷なプロトン化分子の分岐比は相対運動エネルギーの増加に伴って減少し,分岐比はK_cm=0.19eVの0.87からK_cm=0.36eVの0.05に減少した。エチレンの脱離に対する分岐比は0.13から0.95に増加した。部分的に重水素標識化したエチルベンゼンに対して決定した分岐比は相互に,及び非標識化エチルベンゼンの分岐比と一致した。α-位から水素移動の割合はK_cmの増加に従って増大(K_cm=0.19eVの0.13±0.01からK_cm=0.36eVの0.24±0.01)し,0.28eV以上のK_cm値では~0.24に飽和した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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分子間相互作用 , 芳香族単環炭化水素 , 無機化合物一般及び元素

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相対運動エネルギーの関数としてエチルベンゼン類とH3O+の反応についての分岐比の決定

相対運動エネルギーの関数としてエチルベンゼン類とH₃O⁺の反応についての分岐比の決定