抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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主として空間構造の応答制御の様々な方法・効果について,応答スペクトルを参照しながら整理・確認した。まず,トラス構造やテンション構造における応答制御形式を紹介し,これらでは,風応答低減を目的としている,建物全体の重量が小さい,などといった理由から制振による応答制御が行われていること,また一般の重層構造用にも使用される鋼材,オイル,粘性,粘弾性といったダンパーが採用されていることを指摘した。次に筆者が実際に検討を行ったドーム構造の屋根制振について述べた。そこでは屋根架構に粘弾性ダンパーが使用されている。架構の概要を紹介した後にその動的特性を示し,次いで応答スペクトルを用いた応答評価を行った。最後に若干数のその他の応答評価法について簡単な紹介を行った上で,特に一般的な重層構造の制振で提案されている,建物の目標応答を設定してそれに必要なダンパーの量を求める精神設計法について,少し詳しく触れた。