抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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硬化後のコンクリートにエトリンガイトが集積して生成し,コンクリートが膨張破壊するエトリンガイトの遅延生成(DEF)を研究した。DEF膨張に及ぼす材料条件につき,セメント種類(普通,早強,白色,中庸熱の4種のポルトランドセメント,フライアッシュB種,高炉B種の2種の混合セメント),骨材種類(ケイ石,石灰石,アルカリ反応性骨材),硫酸塩種類(硫酸カリウム,無水石膏),および含有量がDEF生起に及ぼす条件と生起メカニズムを調べた。アルカリ反応性の骨材を用いて,DEFの促進試験とモルタルバー法試験の養生の結果を対比し,両者の関係を考察した。結果,セメント種類の影響は大きく,早強,白色,普通の順に膨張開始材齢が早く,膨張量も大きい,C
3A量の少ない混合セメントではDEFによる膨張量は少ない,硫酸カリウム,無水石膏の添加量が増すほど膨張開始材齢が早く,膨張量も大きい,骨材種類の影響も受け,ケイ石,反応性骨材,石灰石の順に膨張開始材齢が早く,膨張量も多い,等が明らかになった。