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J-GLOBAL ID：200902284100354926   整理番号：09A1279907

ナノメートル規模接触の動的作動による摩擦の制御機構

Control mechanism of friction by dynamic actuation of nanometer-sized contacts

著者 (3件)： IIZUKA Hiroyuki (Univ. Electro-Communications (UEC-Tokyo), Tokyo, JPN) ,  NAKAMURA Jun (Univ. Electro-Communications (UEC-Tokyo), Tokyo, JPN) ,  NATORI Akiko (Univ. Electro-Communications (UEC-Tokyo), Tokyo, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 80  号： 15  ページ： 155449.1-155449.8  発行年： 2009年10月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 摩擦力顕微鏡の原子接触の動的超潤滑性の機構を研究した。有限温度でのTomlinson模型,およびLangevin方程式を解くためのERMAKアルゴリズムを用いた。表面電位振幅に対する室温での時間平均摩擦力は,相対的ac変調振幅(α)の関数であり,摩擦力はαの増大とともに単調に減少し,ac振幅の臨界値より上で消滅する。表面電位波形振幅,滑り速度,減衰定数および温度に対する摩擦の依存性を扱った。絶対零度での超潤滑性は「転回点」を経るチップの通過によりac変調の臨界振幅より上で誘起できる。室温での超潤滑性は,ゼロ温度での超潤滑性よりもはるかに小さい臨界振幅で効率的に作動させることができ,チップの熱活性化ホッピングにより支援されて,不完全減衰および過剰減衰の場合に対して十分に低い滑り速度で達成できることを示した。

シソーラス用語： *摩擦 ,  潤滑 ,  Langevin方程式 ,  計算機アルゴリズム ,  減衰定数 ,  温度依存性 ,  絶対零度 ,  過程 ,  滑り速度 ,  表面電位 ,  力顕微鏡 ,  摩擦力 ,  *接触 ,  超潤滑 ,  熱活性化過程 ,  摩擦力顕微鏡
準シソーラス用語： ERMAKアルゴリズム ,  Tomlinson模型

分類 (1件)： 固体の機械的性質一般  (BL01021C)

タイトルに関連する用語 (2件)： ナノメートル規模 ,  摩擦