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J-GLOBAL ID：200902284129455730   整理番号：08A1243386

広島湾と周防灘の底質の比較-とくに季節変動と各項目間の関係について

Comparison of sediment quality between Hiroshima Bay and Suo Nada- Special reference to the seasonal variations of sediment quality parameters and their relationships

著者 (6件)： 山本民次 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  橋本俊也 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  松田治 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  郷秋雄 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  中口和光 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  原口浩一 (広島大学大学院生物圏科学研究科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 74  号： 6  ページ： 1037-1042 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広島湾と周防灘の底質の特徴について,それぞれ5年間の採泥調査の結果を用いて比較した。含水率(WC)および有機物の指標となる強熱減量(IL)は,周年にわたり周防灘よりも広島湾の方が有意に高かった。また,酸揮発性硫化物量(AVS)も冬と春に広島湾の方が有意に高かった。WCとILが両海域とも季節変動がほとんど見られなかったのに対し,両海域ともAVSは秋に最高値,酸化還元電位(ORP)は夏から秋に低下することが明らかであった。これら両海域の底質の違いについて,社会的背景,両海域の利用形態および海洋学的構造の違いによって考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： 底質 ,  *海底堆積物 ,  *底質調査 ,  季節的変動 ,  試料採取 ,  残留堆積物 ,  重量損失 ,  粒度分布 ,  含水量 ,  硫黄化合物 ,  揮発性 ,  *酸化還元電位 ,  湾 ,  瀬戸内海 ,  福岡県 ,  山口県 ,  大分県 ,  沿岸帯 ,  地域差 ,  *強熱減量 ,  広島湾 ,  *AVS【硫化物】 ,  底泥土
準シソーラス用語： 採泥 ,  *酸揮発性硫化物 ,  周防灘 ,  底泥

分類 (2件)： 漁場・漁況  (FH03020R) ,  海洋地質学  (DE06000F)

引用文献 (12件)：

• (社) 瀬戸内海環境保全協会. 昭和62年度環境庁委託業務結果報告書瀬戸内海環境情報基本調査. 1988, 1-156
• (社) 瀬戸内海環境保全協会. 平成8年度環境庁委託業務結果報告書瀬戸内海環境情報基本調査. 1997, 1-286
• (社) 瀬戸内海環境保全協会. 平成17年度環境省委託業務結果報告書瀬戸内海環境情報基本調査 (総合解析編). 2006, 1-148
• 駒井幸雄. 瀬戸内海の底質・ベントスの変化. 瀬戸内海の海底環境. 2008, 43-60
• 山本民次. 瀬戸内海表層底泥に見られる, 強熱減量, 酸化還元電位および酸揮発性硫化物濃度の関係. 沿岸海洋研究. 1999, 36, 171-176

タイトルに関連する用語 (4件)： 広島湾 ,  周防灘 ,  底質 ,  季節変動